コアコンピタンス 【core competence】

概要

コアコンピタンス(core competence)とは、企業が事業を推進するために保有している能力や経営資源のうち、競合他社より圧倒的に優れている、あるいは、他社では真似できない独自の要素のこと。

解説 その企業の競争力の中核となる「強み」のことで、そのような強みを持つ事業分野や部門、人材などのことを指すこともある。具体的に何をコアコンピタンスとするかは企業により様々であり、ノウハウや技術、技能、人的コネクション、ブランド、企業文化など様々な形を取る。

1990年にゲイリー・ハメル(Gary P. Hamel)氏とコインバトール・プラハラード(Coimbatore K. Prahalad)氏がハーバード・ビジネス・レビュー誌に寄稿した “The Core Competence of the Corporation” という論文で発表した概念で、コアコンピタンスとなる能力の条件として「様々な市場に適用できる」「顧客の利益になる」「競合に真似されにくい」の3つを挙げている。

日本では元の論文の表題どおりコアコンピタンス(core competence)の表記が定着しているが、英語では“core comepetency” (コアコンピテンシー)の表記が一般的となっている。どちらでも意味や用法は変わらない。

(2019.3.20更新)

他の用語辞典による「コアコンピタンス」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「コアコンピタンス」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平23秋 問22】 顧客に価値をもたらし、企業にとって競争優位の源泉となる、競合他社には模倣されにくいスキルや技術を指すものはどれか。
平21春 問19】 コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。

▼ 基本情報技術者試験
令6公 問16】 コアコンピタンスを説明したものはどれか。
令4修7 問66】 コアコンピタンスに該当するものはどれか。
令3修7 問66】 コアコンピタンスの説明はどれか。
令2修6 問66】 コアコンピタンスに該当するものはどれか。
令1修12 問67】 コアコンピタンスの説明はどれか。
平31春 問67】 企業経営で用いられるコアコンピタンスを説明したものはどれか。
平30修12 問67】 コアコンピタンスを説明したものはどれか。
平30修7 問69】 コアコンピタンスの説明はどれか。
平29修12 問68】 企業経営で用いられるコアコンピタンスを説明したものはどれか。
平29修6 問67】 コアコンピタンスを説明したものはどれか。
平29春 問67】 コアコンピタンスの説明はどれか。
平29修1 問67】 コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
平28修1 問67】 コアコンピタンスを説明したものはどれか。
平27修7 問67】 コアコンピタンスの説明はどれか。
平27修6 問69】 コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
平26秋 問68】 コアコンピタンスを説明したものはどれか。
平26修6 問67】 企業経営で用いられるコアコンピタンスを説明したものはどれか。
平25秋 問68】 コアコンピタンスの説明はどれか。
平25修7 問67】 コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
平25春 問68】 企業経営で用いられるコアコンピタンスを説明したものはどれか。
平24春 問68】 コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
平22修6 問67】 コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
平21修12 問66】 コアコンピタンスを説明したものはどれか。