Energy Star 【国際エネルギースタープログラム】
概要
Energy Star(国際エネルギースタープログラム)とは、米連邦政府(環境保護局/エネルギー省)が推進する、機器や建物などの省エネルギー性能の認定制度。1993年に開始されたもので、1995年からは各国政府と共同で運用する国際エネルギースター(ENERGY STAR International Partners)プログラムが運用されている。対象製品のカテゴリーごとに具体的な認定基準が定められており、状況が大きく変化すると基準も改定される。基準は製品により異なるが、電気機器については稼働時、省電力モード時、電源オフ時のそれぞれの消費電力の少なさを主に評価する。概ね市場における製品全体の上位25%に相当する省エネルギー性能を持つ場合に認定される。
当初の対象製品はパソコンやサーバコンピュータ、コンピュータ周辺機器(ディスプレイやプリンタ、イメージスキャナ)、ファクシミリ、コピー機(複写機)や複合機などで、国際エネルギースターでもこれらを対象としている。本家のEnergy Starでは次第に対象が拡大し、家電、照明、冷暖房、家屋、建物、工場などが追加されている。
国際エネルギースターは米国政府と協定を結んだ各国・地域政府との間で省エネルギー製品の相互認証を行う制度で、日本では経済産業省が「国際エネルギースタープログラム」の名称で推進している。他にEU諸国やEFTA諸国(スイスなど)、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、台湾などが参加している。
(2018.4.21更新)