変動費 【variable cost】

概要

変動費(variable cost)とは、事業などにかかる費用のうち、生産量や販売数、操業度などに比例して増減するもの。一単位の製品の製造やサービスの提供ごとに決まってかかる費用である。

原材料費のように生産数などに正比例して必要となる費用のことで、運搬費、販売手数料、現場のパートタイム社員の給与、外注先への委託料などが該当する。これに対し、設備の減価償却費や事業所の地代家賃のように生産量などに依らず固定的にかかる費用を「固定費」という。

事業が全体として利益を生むためには、製品一単位あたりの変動費よりも高い価格で販売するだけでは不十分で、売上から変動費の総額を差し引いた粗利益固定費を賄うことができる必要がある。固定費と変動費の合計が売上と等しくなる点を「損益分岐点」という。

(2025.1.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

試験出題履歴

ITパスポート試験 : 令5 問13 令1秋 問34 平30春 問27 平29秋 問9 平29春 問31 平28秋 問9 平26秋 問1 平25春 問9 平24春 問1 平24春 問5 平23秋 問6 平22春 問6
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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