読み方 : アンシ / アンジー

ANSI【American National Standards Institute】米国国家規格協会

別名  :米国規格協会/米国標準協会

概要

ANSIとはアメリカ合衆国における工業規格の標準化を統括する民間の非営利組織。自らは規格を策定せず、各分野の標準開発機関が提案した仕様を審査・承認する。日本のJISC(日本工業標準調査会)に相当する組織で、承認されたANSI規格はJIS規格に近い位置付けとなる。
ANSIのイメージ画像

ANSIは連邦政府機関ではなく、産業界の合意形成を基盤とする民間組織である。分野ごとの標準開発機関(SDO:Standards Developing Organizations)が策定した仕様案を審議し、公開性と透明性を備えたプロセスを経て米国国家規格(ANS)として承認・登録する。

承認された規格は産業界で参照され、製品間の互換性や安全性確保の基準として利用される。なお、米国の政府調達に関する標準規格は、商務省所管の国立標準技術研究所NISTNational Institute of Standards and Technology)が別途制定している。NIST標準をANSIが承認してANSI規格化する例も多い。

ANSIは国際的にも影響力が大きく、ANSI規格がそのまま事実上の標準デファクトスタンダード)として世界的に普及したり、ISO国際標準化機構)やIEC国際電気標準会議)の国際規格に採用されたりする例も多い。情報技術分野ではコンピュータの黎明期から標準化に関わっており、文字コードASCII)や、C言語(ANSI C)、SQL(ANSI SQL)といった言語の規格でその名が知られる。

前身は1918年設立の「AESC」(American Engineering Standards Committee)で、1928年に「ASA」(American Standards Association)、1966年に「USASI」(United States of America Standards Institute)と改称を重ね、1969年に現在の名称となった。

(2026.6.17更新)
 

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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