ワークフロー 【workflow】 業務フロー / WF / ビジネスフロー

概要

ワークフロー(workflow)とは、ある業務や活動を構成する、一連の作業や手続き、工程などの流れ。また、流れを構成する各工程の順序や内容、担当部門などを流れ図や表、リストなどの形で定義したもの。

広義には工場の生産工程や店舗のオペレーションなど、ありとあらゆる作業や業務の流れを含むが、狭義にはオフィス内の手続き的な事務仕事の流れを指すことが多い。

例えば、物品を購入する業務について、担当者が起票し、上司が承認し、業者に発注する、という各手続きをこの順番でうよう社内の規定で定められている場合に、この一連の作業の流れをワークフローという。

単に時系列的に前後しているというだけでなく、全体として何らかの意味のある業務単位を構成しており、承認や決済などの手続きにより各手順の進行が管理される定型的な業務の流れを指す。大規模な組織や複雑な業務では多数の関係者や部署が関与したり、条件分岐や繰り返しなどを含む複雑な流れとなる場合もある。

ワークフローをデータ化してコンピュータシステムに登録し、状態の管理をえるようようにしたものを「ワークフローシステム」という。どの業務がどのような状態にあり、誰がいつどのような手続きをしたのかを一覧することができ、決済など一部の手続きは端末での操作により実施することができる。

(2022.7.27更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる