フィージビリティスタディ【feasibility study】実現可能性調査/事業化調査

フィージビリティスタディとは?

新しい事業やプロジェクトの実施に先立ち、その計画が現実的に実行可能であるかを多面的に検証する調査や分析のこと。また、その検討結果をまとめた報告書や評価資料を指す場合もある。
フィージビリティスタディのイメージ画像

対象となる事業が計画通りに実施できるかどうかを確認するため、市場環境や需要予測、競合状況、事業モデル、収益性などの経済的側面を分析する。必要な技術の実現性、開発期間、人員配置、運用体制、設備投資、資金調達計画などについても検討が行われる。関連する法制度や規制、環境への影響、社会的受容性などの観点から評価が行われる場合もある。

こうした分析の結果は、経営陣や投資家が事業化の可否を判断するための意思決定資料として利用されるほか、複数の事業案の比較検討、リスク分析、事業計画書の作成、資金提供者による投資判断などの基礎資料として用いられる。特に、大規模プロジェクトでは技術的実現性、経済的採算性、運用面の実行可能性などを体系的に評価することが重要な工程とされている。

日本語では「実現可能性調査」「実行可能性調査」「事業化調査」などと訳されることが多く、文脈によっては予備調査や採算性調査などを含む概念として扱われることもある。英語の頭文字を取って「F/S」と略記されたり、ビジネス現場では「フィジビリ」などの略称で呼ばれることもある。

似た用語に「概念実証」(PoCProof of Concept)がある。PoCは対象物を試験的に実装して技術的、具体的な実証を行うのに対し、フィージビリティスタディは事業全体の実行可能性を包括的に検証する。同じプロジェクトで両者を行う場合には、まずフィージビリティスタディで事業性の検討を行い、可能であると判断されたらPoCプロトタイプによる実証を行うという手順になることが多いとされる。

他の辞典等による「フィージビリティスタディ」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「フィージビリティスタディ」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平25春 問75】 フィージビリティスタディの説明はどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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