IPA 【Information-technology Promotion Agency】 情報処理推進機構

概要

IPA(Information-technology Promotion Agency)とは、情報処理の促進に関する法律に基づき、IT社会推進のための技術や人材についての振興を行う独立行政法人(経済産業省所管)。1970年10月に特別認可法人情報処理振興事業協会として創立され、2004年に現在の形に改組された。

主な事業はIT分野の技術開発の支援、IT人材の育成、情報セキュリティについての調査・研究や情報発信である。

人材育成分野では、国家試験の「情報処理技術者試験」を実施していることが特に有名だが、天才プログラマの発掘を目指す「未踏ソフトウェア創造事業」および「未踏ユース」(若年層対象)、学生対象のセキュリティ教育合宿「セキュリティ・キャンプ」なども行っている。

情報セキュリティ関連では、セキュリティセンター(ISEC)や産業サイバーセキュリティセンターICSCoE)などの部局を抱え、セキュリティ知識の啓発活動や、「情報処理安全確保支援士試験」の実施、ソフトウェア脆弱性データベースの「JVN」(Japan Vulnerability Notes)の運営(JPCERT/CCと共同)、サイバー情報共有イニシアティブJ-CSIP)の主催、ITセキュリティ評価及び認証制度JISEC)の運営などを行っている。

(2020.5.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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