ベンチマーキング 【benchmarking】

概要

ベンチマーキング(benchmarking)とは、企業などが自らの製品や事業、組織、プロセスなどを他社の優れた事例を指標として比較・分析し、改善すべき点を見出す手法。同業他社との相対評価。
ベンチマーキングのイメージ画像

改善対象となる分野や関心領域について、既存の優れた実践事例(ベストプラクティス)、自らより優れている競合他社の事例などを比較対象として選択し、同じ基準に揃えたデータなどを用いて比較・対照し、改善のために行うべき施策を検討・実施する。比較対象とする相手やその実績などを「ベンチマーク」(benchmark)という。

具体的な手法は様々だが、対象とする領域や主題を明確にすること、比較のために必要なデータや情報は彼我で同じ基準や参照元、調査手法により得ること、分析に終わらず具体的な施策に落とし込み、実施結果を評価することなどが重要であるとされる。

選択した主題によっては、比較対象として同じ業界内の競合ではなく、他分野・異業種でその主題について優れた実践を行っている組織などを選択する方が良い場合もある。航空会社が給油手順の改善のため自動車レースのプロチームに学んだ事例などが知られている。

(2019.3.28更新)

ビジネスの用語一覧

試験出題履歴

ITパスポート試験 : 平31春 問10 平25秋 問46
基本情報技術者試験 : 令6修12 問49 令6修1 問49 令5修1 問66 令3修6 問67 令3修1 問66 令2修6 問55 平31春 問55 平30修1 問68 平28春 問68 平26修12 問67 平25修6 問68 平23秋 問68 平22修7 問67 平21春 問68