回収期間法 【ペイバック法】 payback period method / PBP法
例えば、100万円を投資すると年間50万円のキャッシュフローが見込まれる投資案件があるとすると、回収期間法で評価した投資の回収期間(PBP:Payback Period)は100÷50で2年となる。キャッシュフローが10万円なら10年、100万円なら1年である。
極めて単純で分かりやすいという利点があるが、来年の収益も10年後の収益も額面のまま評価するためお金の時間価値を無視している点、回収後に生み出される収益を考慮しない点、将来の収益のブレについてリスクを織り込めない点、そもそも回収期間の長短を何を基準に判断するのか明らかでない点などの問題点がある。
(2023.10.13更新)