バランススコアカード 【Balanced Scorecard】 BSC

概要

バランススコアカード(Balanced Scorecard)とは、企業や事業、プロジェクトなどの業績を「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」の4つの視点から総合的に評価する手法。1992年にロバート・カプラン(Robert S. Kaplan)氏とデービッド・ノートン(David P. Norton)氏が考案した。

従来の業績評価は数値で表しやすい売上や利益といった財務的な指標に偏っていたが、バランススコアカードではこれに加え、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点から評価を行う。各視点について数個の指標(通常は5~6個程度)を選択して総合的に評価する。

バランススコアカードでは組織や事業のビジョンや戦略が策定されていることを前提に、これを各側面における具体的な目標(KGIKey Goal Indicator)に落とし込む。各KGIを達成するための鍵となる要因(CSFCritical Success Factor)を見極め、そのそれぞれについて進捗の指標となる尺度KPIKey Performance Indicator)を選択する。

カードの構成が決まったら行動計画の策定と実行に移り、一定の期間や節目ごとに評価やフィードバックを実施、場合によっては戦略や計画、カード構成の修正を行う。

(2019.8.30更新)

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