ROA 【Return On Assets】 総資産利益率 / 総資本利益率

概要

ROA(Return On Assets)とは、企業などの利益率の指標の一つで、ある年度の純利益の、総資産に対する割合。その企業の所有する資産と比較して、その年の利益がどれくらいの大きさかを示す値である。この値が高いほど、資産を効率よく活用できていることを表す。

総資産は株主資本や負債の合計で、その企業が所有する現金や不動産、生産設備などが含まれる。同じ資産額なら利益額が多いほどROAは高くなり、同じ利益額なら資産額が少ないほどROAが高くなる。ROAが高い企業は、より少ない資産で、より多額の利益を上げていることになる。

(2025.1.16更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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