ブレインストーミング【brainstorming】ブレストブレーンストーミング

概要

ブレインストーミングとは、集団で行うアイデアの発想法の一つで、参加者が集まって会合を開き、思いつくまま次々自由にアイデアを発言し、互いに刺激し合ってより豊かな発想を促していく手法。
ブレインストーミングのイメージ画像

一人では考えつかないようなアイデアを導き出すために行われる会議で、結論を得たり決定を行うことは目的ではない。出た意見やアイデアは会議後に整理したり分析したりして、その後の過程に役立てる。

アイデアをより豊かで創造的なものにするための原則がある。「他の参加者の意見を否定・批判しない」「突飛・奇抜・乱雑・常識外れな意見も歓迎する」「質より量を重視する」「他の参加者の意見から連想したり自分の意見を加えて発展させる」の4つである。

1942年に大手広告代理店グループBBDO創業者の一人として知られるアレックス・オズボーン(Alex Faickney Osborn)氏が著書 “How to Think Up” で提唱したのが始まりとされる。ブレインストーミングのように集団で創発的な活動を行う技法としては他にKJ法やバズセッションがよく知られる。

(2022.4.20更新)

他の用語辞典による「ブレインストーミング」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「ブレインストーミング」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平30秋 問50】 プロジェクトリスクマネジメントは、リスクの特定、リスクの分析、リスクのコントロールという流れで行う。リスクの特定を行うために、プロジェクトに影響を与えると想定されるリスクを洗い出す方法として、適切なものはどれか。
平30春 問20】 ブレーンストーミングの進め方のうち、適切なものはどれか。
平28秋 問15】 複数人が集まり、お互いの意見を批判せず、質より量を重視して自由に意見を出し合うことによって、アイディアを創出していく技法はどれか。
平24春 問50】 新人事システム開発プロジェクトの遂行に当たって、どのようなことがリスクとなり得るかを洗い出すために、プロジェクトチームメンバである企画部、人事部、情報システム部の担当者が集まり、プロジェクトに関して思い付くリスクを自由に出し合った。
平22春 問3】 問題解決手法の一つであるブレーンストーミングのルールとして、適切なものはどれか。