HRM 【Human Resource Management】 HCM / Human Capital Management / 人材マネジメント / ヒューマンリソースマネジメント / 人的資源管理
概要
HRM(Human Resource Management)とは、企業などの組織における従業員を経営上の戦略的資源の一つと捉え、人に関連する情報や活動などを統合的に管理する経営手法。また、そのための業務や組織、情報システム(HRMシステム)のことを略してHRMということがある。主に人事・労務部門が担う、従業員の募集・採用や教育・研修、選抜・配属、評価、勤怠管理、給与、社会保険、福利厚生などに関する業務や制度、プログラムやプロジェクト、関連するデータや情報システムなどの総体を表している。
単に従来の人事・労務管理と同じ概念を表す場合もあるが、殊更にHRMという用語を用いる場合には、組織体を構成する人材を、施設や設備(モノ)、資金(カネ)と同じく、経営資源、利益を生み出す財産とみなし、人材に関わる業務や情報、仕組みを統一的に管理・運用することで、より高い意欲や能力を引き出して最大限活用するという意味合いが込められていることが多い。
人事管理や給与計算は扱うデータが多いことから古くからシステム化の対象となっており、現代でもある程度以上の規模の企業では専用の情報システム(HRMシステム)を導入して情報の管理や操作を行うことが多い。大企業では統合型の経営情報システム(ERPパッケージ)の機能の一つとして提供されるHRMシステムを利用することも多い。
(2023.5.11更新)