グリーン購入 【green purchase】
概要
グリーン購入(green purchase)とは、主に国や地方自治体、一般消費者などが物品を購入する際に、環境負荷や資源循環に配慮した製品を選択すること。日本では2000年に制定された「グリーン購入法」(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)に基いて推進されている。公的機関ではグリーン購入実施のための基準を作成し、入札などの条件の一部として環境負荷への配慮に関する項目を盛り込んで価格や品質などと共に評価したり、入札参加者に環境配慮に関する認証や資格の取得を求めたりしている。
環境に配慮した製品とは、製造・流通・使用・廃棄などの各過程で二酸化炭素や有害物質の排出量やエネルギー消費の少ないものや、再生資源を利用して製造されたもの、回収や分別廃棄、リサイクルなどがしやすい材料・構造で作られたもの、包装や梱包が簡素なもの、消耗部材のみ詰め替えや交換などが可能なもの、壊れにくく長期間使用できるものなどがある。
(2022.8.7更新)