キャッシュポイント
キャッシュポイントとは?
「収益を得る機会」という意味の和製英語。ビジネスや生活の中で収入が発生する機会や仕組み、タイミングのことをこのように呼ぶことがある。

ビジネスにおけるキャッシュポイントは、事業の中の「どこでお金を生み出すのか」を表す概念である。例えば、歌手のコンサートであれば、チケット販売、会場での限定グッズ販売、有償オンライン配信、放送局への放映権料の販売、撮影した映像を収めたライブDVDの販売など、様々なキャッシュポイントが考えられる。事業の収益モデルを整理する際に使われる実務的な概念である。
キャッシュポイントの設計は、ビジネスモデルを考える上で欠かせない作業である。どのタイミングで、誰から、何の対価として収益を得るかを明確にすることで、事業の持続可能性や成長戦略が具体化される。スタートアップの事業計画や新規事業の立案においても、キャッシュポイントをどこに置くかという議論は初期段階から行われる。
近年は、デジタルサービスの普及によりキャッシュポイントの多様化が進んでいる。従来の「商品を売る」「サービス料を得る」という直接的な形に加え、データの活用、マッチング手数料、コミュニティの会費収入など、間接的・副次的な収益構造も一般化している。事業環境の変化に応じてキャッシュポイントを見直すことも、現代のビジネス運営では珍しくない。
また、生活の中でお金を稼ぐ機会や活動のことをキャッシュポイントと呼ぶこともある。通常の勤務先での労働以外に、パートタイム職の掛け持ち、副業や週末起業、投資、所持品の貸与や売却などが該当する。ビジネスにおける継続的な収益機会とは異なり、一度限りの当座の収入などを含む概念である。