読み方 : ソーホー
SOHO【Small Office/Home Office】
概要
SOHOとは、自宅や小規模な事務所を拠点として、個人または少人数で運営される事業体。また、そのような働き方や、そのような事業者向けの不動産物件などのこと。

事業者としてのSOHOには、個人や家族が住居を兼ねた職場で働く形態と、小さな物件で少人数の集団が働く形態がある。ソフトウェア開発、Web制作、ライティング、翻訳、デザインなどのデジタルデータで成果物を納品できる職種が多く、発注元企業との連絡や電子契約には電子メールやクラウドサービスが利用される。
不動産物件としてのSOHOには、事業利用が可能な居住用賃貸物件や、一般的なオフィスを分割して極めて小さな単位で貸し出すレンタルオフィスやシェアオフィス、コワーキングスペースなどがある。これらは個人事業主や小規模事業者向けに初期費用を抑えて作業環境を提供する格安の物件として定着している。
情報システム分野においては、小規模事業所向けの製品を表す区分を意味する場合もある。家庭向けより多機能で、大企業向けよりは規模が小さい利用環境を想定したルータなどのネットワーク機器、プリンタ複合機などが該当する。通信サービスやクラウドサービスなどでも同様の小規模事業者向け契約プランが一般的になっている。
この概念の普及背景には、1990年代以降のパソコンの普及と通信インフラの高速化がある。従来は企業のオフィスでしか実施できなかった業務が個人でも処理可能になり、独立や起業が現実的となった。デフレ経済下の経費削減策や、近年では多様な働き方を推進する社会的機運も追い風となり、現在では様々な職種で一般的な事業形態として機能している。
(2026.6.2更新)