エクサ 【exa】
概要
エクサ(exa)とは、単位の大きさを表すSI接頭語の一つで、基本単位の100京倍(1018倍)であることを表すもの。国際単位系(SI)の一環として定められている。長さや重さといった日常よく用いる単位では100京のような大きな値を扱うことは少なく、巨大な数はSI単位ではなく分野固有の専門的な単位を用いることが多い(天文関連など)。IT分野でも「エクサバイト」(EB:exabyte)などの単位があるが、これほど大きな値を扱う場面は少ない。
エクサとエクスビ
コンピュータで量を扱う際には10の累乗より2の累乗の方が都合が良いことがあるため、情報量を表す場合などにエクサを260倍(約115京倍)とする場合もある。IEC(国際電気標準会議)ではそのような場合はエクサの代わりに「Ei」(exbi:エクスビあるいはイクシビ/exa-binaryの略)という接頭辞を用いるよう勧告している。この場合、260バイトは「1EiB」(1エクスビバイト)と表記・呼称する。
(2022.7.8更新)