マーケティングオートメーション 【marketing automation】

概要

マーケティングオートメーション(marketing automation)とは、潜在顧客への告知や宣伝、接触を持った見込み顧客との関係構築といった一連のマーケティング業務をソフトウェアやネットサービスを利用して自動化、効率化すること。そのための専門的なシステムを「MAツール」という。

インターネット広告や自社Webサイトなどを通じた潜在顧客の集客(リードジェネレーション)、メールマガジンなどによる見込み顧客への転換と購入機運の醸成(リードナーチャリング)、特に有望な見込み客(ホットリード)の抽出といった、直接的な売り込み、営業活動に入る前のマーケティングを自動化、効率化する。

マーケティングオートメーションをうためのMAツールには、広告配信の最適化、見込み顧客の属性や状態の管理、接触履歴の記録、メールマガジンなどのメッセージ配信、見込み度合いの評価、施策の記録と分析などの機能があり、見込み顧客の獲得から各種施策の計画と遂行、効果の検証までを組織的に仕組み化してうことができるようになる。

MAツールの多くはクラウドサービスSaaS)として提供されており、システムについて専門的な知識や技能がなくても契約後するに使い始められるようになっている。MAは施策や媒体が多種多様であり、ツールによって得意な機能や分野(商材がB to B向けかB to C向けかなど)が異なる。広告配信サービスSNSといった外部サービス、および営業段階以降に使用するSFACRMなど他のシステムとの連携や顧客データの引き継ぎといった機能が利用できる製品もある。

(2021.9.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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