コンソーシアム 【consortium】
概要
コンソーシアム(consortium)とは、共同体、(企業)連合、合弁企業、共同事業体、組合、協会、協議会などの意味を持つ英単語。複数の個人や組織が共通の目的のために活動する集団を指す。複数の個人や法人、団体、官公庁など(これらすべてとは限らず、このうちのいくつかの組み合わせ)が集まり結成される共同体の一種である。営利の場合も非営利の場合もあり、何らかの法人格を有する場合も任意団体として活動する場合もある。
共通の立場や属性などに基づき永続的に設置されることが多い組合や協会(association)などに比べると、何らかの具体的、個別的なテーマや対象、目的、利害を共有していたり、特定のテーマに関連する様々な主体(例えば企業・大学・自治体)が対等な立場で参画するような場合にコンソーシアムと称することが多い。
具体的には、産学・産官学連携事業体、大学や研究機関の共同事業体、特定の技術や規格の調査、研究、開発、普及、振興などを行う企業連合、互いに関連する特許などの知的財産を持ち寄って共同で運用し、利益を分配する企業連合(パテントプール)、特定の技術分野の標準化団体などが挙げられる。
また、共同で事業や企業を買収・所有する出資者組合、ある企業や事業に共同で融資を行う金融機関連合などの意味で用いられることもある。
類義語には「アライアンス」(alliance/連合)、「パートナーシップ」(partnership)、「ジョイントベンチャー」(JV:Joint Venture)などがある。
(2020.3.12更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
この記事を参照している文書など (外部サイト)
- 福岡県宗像市「第4次宗像市情報化計画」(PDFファイル)にて引用 (2015年3月)