読み方 : ミリびょう

ミリ秒【millisecond】msec/ms

概要

ミリ秒とは、時間の単位の一つで、1秒の1000分の1(0.001秒)を表すもの。略号は「ms」を用いる。コンピュータの処理速度や通信の遅延など、IT分野で時間を扱う際の基本的な単位として用いられる。
ミリ秒のイメージ画像

「ミリ」(milli-)は1000分の1を意味するSI接頭辞であり、1000ミリ秒が1秒に相当する。周期1ミリ秒の現象の周波数は1kHzキロヘルツ)となる。ミリ秒より小さな単位としては、1ミリ秒の1000分の1(1秒の100万分の1)である「マイクロ秒」(μs)、さらにその1000分の1(1秒の10億分の1)である「ナノ秒」(ns)などがある。

IT分野では、プログラミング待機時間タイムアウト時間を指定する際にミリ秒単位が用いられることが多い。JavaScriptのsetTimeout()やJavaのThread.sleep()などがその例である。また、多くのオペレーティングシステム(OS)やプログラミング環境では、現在の日付・時刻を特定の基準時点からの経過ミリ秒数として内部的に保持している。この基準時点には協定世界時UTC)の1970年1月1日午前0時(UNIXエポック)が採用されることが一般的である。

ネットワークストレージの性能指標においても、ミリ秒は基準となる時間単位として用いられる。通信の遅延(レイテンシ)やハードディスクアクセス時間はミリ秒単位で表されることが一般的である。一方、現代のCPUは1ミリ秒の間に数百万回以上の命令を実行できるため、CPUの処理速度やメモリアクセス速度はナノ秒単位で表されることが多い。

(2026.6.24更新)
 

SI単位系の接頭辞

略号接頭辞読み倍率 略号接頭辞読み倍率
Yyotta-ヨッタ1024 yyocto-ヨクト10-24
Zzetta-ゼッタ1021 zzepto-ゼプト10-21
Eexa-エクサ1018 aato-アト10-18
Ppeta-ペタ1015 ffemto-フェムト10-15
Ttera-テラ1012 ppico-ピコ10-12
Ggiga-ギガ109 nnano-ナノ10-9
Mmega-メガ106 µmicro-マイクロ10-6
k*kilo-キロ103 mmilli-ミリ10-3
hhecto-ヘクト102 ccenti-センチ10-2
dadeca-デカ101 ddeci-デシ10-1
* 小文字のkを103倍、大文字のKを210倍として使い分ける場合がある

▼ IECの定めた2進専用接頭辞

略号接頭辞意味読み倍率ビットバイト
Yiyobi-yotta-binaryヨビ 280Yib/Yibits:ヨビビット YiB/YiBytes:ヨビバイト
Zizebi-zetta-binaryゼビ、ジービ 270Zib/Zibits:ゼビビット ZiB/ZiBytes:ゼビバイト
Eiexbi-exa-binary エクスビ、イクスビ260Eib/Eibits:エクスビビットEiB/EiBytes:エクスビバイト
Pipebi-peta-binary ペビ、ピービ 250Pib/Pibits:ペビビット PiB/PiBytes:ペビバイト
Titebi-tera-binary テビ、ティービ 240Tib/Tibits:テビビット TiB/TiBytes:テビバイト
Gigibi-giga-binary ギビ 230Gib/Gibits:ギビビット GiB/GiBytes:ギビバイト
Mimebi-mega-binary メビ、ミービ 220Mib/Mibits:メビビット MiB/MiBytes:メビバイト
Kikibi-kilo-binary キビ 210Kib/Kibits:キビビット KiB/KiBytes:キビバイト
* 従来の接頭辞が10の累乗倍としても2の累乗倍としても使われ混乱しているため、2の累乗倍に限ってこの接頭辞を使うよう提唱している。

他の辞典等による「ミリ秒」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。