ミリ秒 【millisecond】 msec / ms

概要

ミリ秒(millisecond)とは、時間の単位の一つで、1秒の1000分の1(0.001秒)を表すもの。1000ミリ秒が1秒に相当する。コンピュータで時間を扱う際の最小単位としてよく用いられる。

秒に1000分の1を表す単位の接頭辞「ミリ」(milli-)を合わせた単位で、略号としては “millisecond” を略した “ms” を用いる。周期1ミリ秒の現象の周波数は1kHzキロヘルツ)となる。より小さな単位が必要な場合はミリ秒の1/1000、すなわち1秒の100万分の1である「マイクロ秒」(microsecond)を用いる。

IT分野では、プログラミングなどで時間の長さなどを指定する際に、ミリ秒単位で指定することができるようになっている場合が多い。また、多くのコンピュータでは現在の日付や時刻を歴史上のある時点(多くの場合1970年1月1日午前0時ちょうど)からの経過時間をミリ秒単位で表したものとして保持している。

(2021.12.14更新)

IT関連の主な単位

SI単位系の接頭辞

略号接頭辞読み倍率 略号接頭辞読み倍率
Yyotta-ヨッタ1024 yyocto-ヨクト10-24
Zzetta-ゼッタ1021 zzepto-ゼプト10-21
Eexa-エクサ1018 aato-アト10-18
Ppeta-ペタ1015 ffemto-フェムト10-15
Ttera-テラ1012 ppico-ピコ10-12
Ggiga-ギガ109 nnano-ナノ10-9
Mmega-メガ106 µmicro-マイクロ10-6
k*kilo-キロ103 mmilli-ミリ10-3
hhecto-ヘクト102 ccenti-センチ10-2
dadeca-デカ101 ddeci-デシ10-1
* 小文字のkを103倍、大文字のKを210倍として使い分ける場合がある

▼ IECの定めた2進専用接頭辞

略号接頭辞意味読み倍率ビットバイト
Yiyobi-yotta-binaryヨビ 280Yib/Yibits:ヨビビット YiB/YiBytes:ヨビバイト
Zizebi-zetta-binaryゼビ、ジービ 270Zib/Zibits:ゼビビット ZiB/ZiBytes:ゼビバイト
Eiexbi-exa-binary エクスビ、イクスビ260Eib/Eibits:エクスビビットEiB/EiBytes:エクスビバイト
Pipebi-peta-binary ペビ、ピービ 250Pib/Pibits:ペビビット PiB/PiBytes:ペビバイト
Titebi-tera-binary テビ、ティービ 240Tib/Tibits:テビビット TiB/TiBytes:テビバイト
Gigibi-giga-binary ギビ 230Gib/Gibits:ギビビット GiB/GiBytes:ギビバイト
Mimebi-mega-binary メビ、ミービ 220Mib/Mibits:メビビット MiB/MiBytes:メビバイト
Kikibi-kilo-binary キビ 210Kib/Kibits:キビビット KiB/KiBytes:キビバイト
* 従来の接頭辞が10の累乗倍としても2の累乗倍としても使われ混乱しているため、2の累乗倍に限ってこの接頭辞を使うよう提唱している。