読み方 : フォーピー / よんピー
4P 【マーケティングの4P】 4P分析
概要
4P(マーケティングの4P)とは、企業や事業の競争力を分析する際の考え方の枠組みの一つで、企業側から見て重要な点として「製品」「価格」「宣伝」「立地」(流通)の4つの要素に着目する手法。解説 これらは製品のマーケティングなどを行う際に、企業側、売り手の視点から重視すべき要素・要因とされる。製品(Product)には製品やサービスの品質や特徴、付加価値、デザイン、機能、性能などが含まれ、価格(Price)には価格、割引条件、支払い条件などが含まれる。
宣伝(Promotion)は告知や広報、広告、宣伝、販売促進策などを表し、立地(Place)は販売店(舗)、代理店、流通経路、店頭の品揃え、在庫量などを意味する。これら4つの “P” の組み合わせであるため「4P」と呼ばれる。
一方、顧客側、消費者側、買い手側から見て重要な点として、“Customer value” (顧客にとっての価値)あるいは “Consumer needs and wants” (消費者の求めるもの)、“Cost” (価格)、“Convenience” (買いやすさ)、“Communication” (コミュニケーション)の4つの “C” に着目する手法を「マーケティングの4C」、あるいは単に4C、4C分析などという。
(2019.3.27更新)
「4P」の関連用語
他の用語辞典による「4P」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「4P」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平29秋 問32】 マーケティングミックスにおける売り手から見た要素は4Pと呼ばれる。これに対応する買い手から見た要素はどれか。
【平29春 問2】 マーケティングミックスの検討に用いる考え方の一つであり、売り手側の視点を分類したものはどれか。
【平25春 問10】 企業は、売上高の拡大や市場占有率の拡大などのマーケテイング目標を達成するために、4Pと呼ばれる四つの要索を組み合わせて最適化を図る。
【平24秋 問26】 マーケティングミックスの4Pの一つであるプロモーションの戦略には、プッシュ戦略とプル戦略がある。メーカの販売促進策のうち、プル戦略に該当するものはどれか。
【平21秋 問22】
▼ 基本情報技術者試験
【平28秋 問68】 売手の視点であるマーケティングミックスの4Pに対応する,買手の視点である4Cの中で,図のaに当てはまるものはどれか。ここで,ア~エは a~d のいずれかに対応する。