4P 【マーケティングの4P】 4P分析
概要
4P(マーケティングの4P)とは、企業や事業の競争力を分析する際の考え方の枠組みの一つで、企業側から見て重要な点として「製品」「価格」「宣伝」「立地」(流通)の4つの要素に着目する手法。これらは製品のマーケティングなどを行う際に、企業側、売り手の視点から重視すべき要素・要因とされる。製品(Product)には製品やサービスの品質や特徴、付加価値、デザイン、機能、性能などが含まれ、価格(Price)には価格、割引条件、支払い条件などが含まれる。
宣伝(Promotion)は告知や広報、広告、宣伝、販売促進策などを表し、立地(Place)は販売店(舗)、代理店、流通経路、店頭の品揃え、在庫量などを意味する。これら4つの “P” の組み合わせであるため「4P」と呼ばれる。
一方、顧客側、消費者側、買い手側から見て重要な点として、“Customer value” (顧客にとっての価値)あるいは “Consumer needs and wants” (消費者の求めるもの)、“Cost” (価格)、“Convenience” (買いやすさ)、“Communication” (コミュニケーション)の4つの “C” に着目する手法を「マーケティングの4C」、あるいは単に4C、4C分析などという。
(2019.3.27更新)