監査モジュール法 【embedded audit module approach】
概要
監査モジュール法(embedded audit module approach)とは、システム監査の手法の一つで、システム自体にデータを抽出・記録するモジュールを組み込んでおき、出力されたデータから監査を行うこと。本番システムのプログラムの一部として、データを抽出して記録、レポートとして出力するモジュール(プログラム部品)を組み込んでおき、システム監査人が指定した条件に基づいて専用のファイルなどにレポートを記録させる。
監査の実施にコンピュータシステムを利用するコンピュータ支援監査技法の一つである。監査モジュール法以外のコンピュータ支援技法としては、汎用監査プログラム法、テストデータ法、ITF法(Integrated Test Facility)、並行シミュレーション法などがある。
(2023.10.31更新)