ツールレス 【tool-less】
概要
ツールレス(tool-less)とは、機械の整備・修理の方式の一つで、工具や冶具などを使わずに部品の交換などを行なうこと。また、そのような保守作業が可能になるような機械の設計。多くの機器や什器は組み立てや分解、部品の取り付けや入れ替え、固定などを行うためにドライバーやレンチなどの工具を必要とするが、ツールレス設計では利用者が日常的に必要な範囲では工具不要で様々な部品の交換や調整が可能なようになっている。
例えば、ドライバーでネジ止めして固定していた部品をレバーの上げ下げで脱着できるようにする機構などが該当する。ツールレスで整備できる箇所を増やすことで迅速な保守や修理が可能となり、また、製造元や販売元の技術者を呼ばなくても利用者自ら保守できる範囲が広がる。
(2022.1.12更新)