死活監視 【alive monitoring】 生死監視

概要

死活監視(alive monitoring)とは、機器やシステム、ソフトウェアなどの対象が動作しているかどうか外部から定期的・継続的に調べること。特に、専用の装置やソフトウェアなどによって自動的に調べ続けること。

コンピュータなど情報機器の死活監視では、通信回線やネットワークを通じて対象に一定間隔で短い信号やパケットなどを送り、応答するかどうかを確認するという手法がよく用いられる。

一定時間応答がない場合は対象が機能を停止しているとみなして、管理画面や電子メールなどを通じて管理者に通報・警告したり、自動的に再起動させたりするようになっていることが多い。

コンピュータ内部でも、サーバソフトなど継続的に機能を提供することが期待されるソフトウェアが動作しているかどうか、定期的に他のソフトウェアから実際に機能を呼び出してみて確認することがあり、これも死活監視という。

一般的には対象が動作しているかどうかのみ調べることを死活監視と呼び、詳しい内部状態などを継続的に監視したり報告させる機能や仕組みとは区別される。

(2019.12.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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