読み方 : アールエルオー

RLO【Recovery Level Objective】目標復旧レベル/目標復旧水準

概要

RLOとは、災害やシステム障害などが発生した後に、どの程度の機能や水準までシステムを回復させるかを定める指標。復旧の速さではなく、復旧後に提供される業務機能の範囲や品質の水準を明確化するために用いられる。
RLOのイメージ画像

システム障害や災害発生時には、すべての機能を同時に元の状態へ戻すことが困難な場合が多い。そのため、復旧段階ごとにどの機能を優先的に再開するかをあらかじめ決めておく必要がある。RLOはこのときの回復レベルを定義するものであり、最低限必要な業務機能のみを提供する段階や、制限付きで運用を再開する段階など、複数の回復状態を整理する際の基準となるものである。

RLOは事業継続計画や災害復旧計画の策定時に設定されることが多く、復旧手順の設計やリソース配分の判断材料として利用される。例えば、最優先で受注処理のみを再開し、分析機能やレポート機能は後から復旧する、といった段階的復旧の設計では、各段階でどの範囲まで利用可能とするかをRLOとして定義する。これにより、復旧作業の優先順位や必要な代替手段を事前に整理できる。

RLOは、復旧までの時間を示す指標である「RTO」(Recovery Time Objective:目標復旧時間)や、許容されるデータ損失量を示す「RPO」(Recovery Point Objective:目標復旧時点)と併用して検討されることが多い。これらを組み合わせることで、いつまでに、どのデータを用い、どの機能まで提供するかを具体的に定義でき、復旧計画の内容をより現実的、具体的なものとして整理できる。

(2026.4.15更新)
 

他の辞典等による「RLO」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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