読み方 : ウェブエム
WBEM【Web-Based Enterprise Management】
概要

企業の情報システムなどで管理者が一台のコンピュータから集中的に、ネットワーク上に存在する様々な機器を管理することができる。WBEM標準に対応していれば、監視対象の機器や管理用のソフトウェアなどは様々なメーカーの製品を組み合わせて使用することができる。
対象機器やサービスの指定などにURI(Uniform Resource Identifier)を、送受信するデータの記述にXMLを、通信プロトコルにHTTPやHTTPSを用いるなどWeb技術を多く取り込んでおり、管理対象の情報を記述する枠組みしてはDTMFの策定したCIM(Common Information Model)を用いる。
WBEMを拡張してストレージ管理に特化した仕様を追加した「SMI-S」(Storage Management Initiative - Specification)のような拡張仕様もある。米マイクロソフト(Microsoft)社ではWindowsのシステム構成の管理技術として「WMI」(Windows Management Instrumentation)仕様を定めているが、これもWBEMおよびCIMを元に開発された。
(2024.1.14更新)