BCP 【Business Continuity Plan】 事業継続計画 / 業務継続計画
概要
BCP(Business Continuity Plan)とは、企業や官公庁などで、通常業務の遂行が困難になる事態が発生した際に事業の継続や復旧を速やかに遂行するために策定される計画。BCPを策定するにはまず、大災害や大事故、疫病、テロ、犯罪被害、社会的混乱など、自社の業務継続に致命的な影響を及ぼす緊急事態を洗い出し、それぞれについて具体的な影響を分析する。
そして、中核事業や中枢的な業務を継続あるいは早期に復旧するために優先的に維持・復旧すべき拠点や機能を定め、目標復旧時間(RTO:)や最低限のサービスレベルを定める。これに基づき各人員や部署が取るべき行動をマニュアル化したり、代替設備などを用意する。
作成されたBCPは危機管理部門だけでなく全社的に周知・共有し、定期的にテストや訓練を行ない、いざという時に滞りなく実践できるようにしておくことが必要となる。このようなBCP策定や改訂、日常からの備えなどを含む活動全体を「BCM」(Business Continuity Management:事業継続マネジメント)と呼ぶこともある。
(2019.8.18更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
この記事を参照している文書など (外部サイト)
- 東京都昭島市「第二期昭島市情報化推進計画」にて引用 (2016年5月)