フォールバック【fallback】縮退運転/縮退運用
概要
フォールバックとは、通常使用する方式や系統が正常に機能しなくなったときに、機能や性能を制限したり別の方式や系統に切り替えるなどして、限定的ながら使用可能な状態を維持すること。また、そのような切り替え手順・動作のこと。

本来想定していた手段が使用できない場合、一部を制限することで使用可能になったり、それより劣る別の手段で機能の一部を代替できることがある。そのような場合に、不完全な手段に(多くの場合は自動的に)切り替えて続行する仕組みのことをフォールバックという。
情報システムの分野では、機器やソフトウェア、システム、通信回線などに異常が生じた際、性能や機能を制限したり、異常箇所を切り離したり、予備の機材や設備に切り替えるなどして、不完全ながら稼動を続行することをフォールバックという。
通信の分野では、相手方が新しい通信方式に対応していない場合に、旧式の方式に切り替えて通信することや、通信状況が悪化して高速な伝送ができないときに、低速な方式やモードに切り替えて通信を続行することなどをフォールバックという。
似た表記の用語に「フェールバック」(failback)があるが、これは、故障などで代替システムへ処理を引き継ぐ「フェールオーバー」(failover)が行われた後、修理などが済んで本来のシステムへ処理を移し直す(元の状態の戻す)処理や操作のことを指す。
(2025.8.20更新)