センドバック保守 【send-back maintenance】

概要

センドバック保守(send-back maintenance)とは、故障した製品をメーカーや販売店の窓口に送ると、製品を修理して送り返したり、同等の代替品を代わりに送ってくれるサービス

持ち込み修理の一種で、利用者が配送業者などを使って製品を販売元に送る方式である。保証期間内は無償、以降は有償の場合が多い。「センドバックサービス」「センドバックサポート」「センドバック保証」「センドバック修理」「センドバックメンテナンス」などとも呼ばれる。

これに対し、故障の連絡を受けると販売側の要員が機材や工具などを持って顧客のもとに駆けつけ、その場で修理・交換などを保守サービスのことを「オンサイト保守」「オンサイトサポート」などという。

先出しセンドバックと後出しセンドバック

先に利用者が故障品を発送し、メーカー側がこれを修理して送り返す方式を「後出しセンドバック」、先にメーカー側が代替品を発送し、利用者が代替品と入れ替わりに故障品をメーカー側に送り返す方式を「先出しセンドバック」という。

先出しセンドバックは代替品が到着後すぐに使用を再開することができるが、後出しセンドバックでは修理が完了して返送されるまで製品を使用できない状態が続く。両方が選択できる場合、先出しの方が代替品提供の分だけ料金が高額に設定されていることが多い。

(2024.1.24更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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