CMDB 【Configuration Management Database】 構成管理データベース

概要

CMDB(Configuration Management Database)とは、情報システムなどの構成管理うためのデータベースシステム。様々な構成要素の属性や設定、履歴などの情報を一元的に管理することができる。

企業などが運用する情報システムは様々な機器や装置、ソフトウェアなど多様な要素から構成されており、それぞれが固有の属性などの情報を持ち、互いに関連性(組み合わせて一体として使用する等)を持っている。さらに、時の流れに従って少しずつ追加、撤去、更新されたり、状態や設定、構成が変更されたりする。

CMDBではこうした管理対象物を「CI」(Configuration Item)と呼び、すべてのCIを同じデータベースに登録して一元的に管理する。各CIについて、識別や配置に関する情報、設定や構成に関する情報、過去の変更履歴などを登録し、必要なときにすぐ参照できるようにする。

情報システム運用に複数人が専従するような規模の組織ではCMDBのようなシステムで組織的に構成管理うことが有効であり、インシデント発生時に影響範囲や原因を特定したり、業務への影響を抑えながらメンテナンスや更新をう計画を立てたり、ソフトウェアライセンス契約切れなど管理上の不手際に起因する問題を回避するのに役立つ。

(2021.10.18更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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