活性保守
情報システムなどの保守作業は通常、営業時間外や休日など利用者のいない時間帯に機器を停止して行うことが多いが、活性保守では外部に提供するサービスは維持したまま、順番に装置を停止するなどして保守作業を進める。
機器や装置の保守を停止せずに行うには、同じ機能の装置を複数用意して切り替えられるように構成する冗長化が必要となる。周辺機器やストレージ装置の活性保守の場合には、通電したまま本体と脱着できる活性挿抜(ホットスワップ/ホットプラグ)に対応している必要がある。
ソフトウェアの活性保守を行うには、オペレーティングシステム(OS)やミドルウェアが実行状態のままライブラリなどのプログラムを更新できる仕組みに対応している必要がある。仮想化技術を用いて、ソフトウェアを稼働したまま別の物理コンピュータに移動して、元のコンピュータの更新を行う場合もある。
(2023.11.4更新)