ヘルスチェック 【health check】

概要

ヘルスチェック(health check)とは、健康診断、検診という意味の英語表現で、ITの分野では機器やソフトウェアシステムなどが正常に稼働しているかを外部の別の機器などから監視あるいは検査することを指す。

特に、ネットワーク上でサーバなどの負荷分散を取り仕切るロードバランサLBLoad Balancer/負荷分散装置)の機能の一つで、割り振り先の各サーバの状態を監視し、異常を検知したサーバを自動的に切り離す機能のことを意味する場合が多い。

具体的なシステムや対象によって様々な手法があり、単純な死活監視(稼働しているか否かだけを定期的に調査する)を意味することもあれば、性能や機能、異常の有無や程度を様々な試験によって計測し、診断結果を総合的なレポートなどで表示する場合もある。監視対象の停止や応答時間増大などの異常を検知すると管理者に知らせたり、自動的に何らかの措置を講じるシステムもある。

(2019.4.17更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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