ITF法 【Integrated Test Facility】 統合テスト法 / ミニカンパニー法
概要
ITF法(Integrated Test Facility)とは、コンピュータシステムを用いた監査手法の一つで、システムに監査用のダミーの口座などを作成しておき、運用中に実際に入力や操作を行ってみる方式。業務システム内に設けられるIDや口座、勘定科目、取引先、部署などについて、監査用の架空の項目を作成する。本番環境で実際に業務を行っている最中に、実際の取引や手続きの際に行う操作や入力などをダミーの項目に対して試してみる。
あらかじめ用意した正しい結果と照合して、実際に行ったダミー項目に対する操作の結果が一致すれば、業務システムは正しく機能しており、業務が適正に遂行されていることが確認できる。架空の取引先企業などを用意することが多いため「ダミーカンパニー法」「ミニカンパニー法」とも呼ばれる。
(2024.7.9更新)