オフサイト 【off-site】

概要

オフサイト(off-site)とは、現地から離れた、場外の、遠隔地の、などの意味を持つ英熟語。ある特定の現場や現地から離れた場所のこと。対義語は「オンサイト」(on-site:現地で、その場で)。

ITの分野では、情報システムの設置場所や使用場所となる施設を「現地」と考え、そこから地理的に離れた場所に設けた遠隔拠点などのことを指してオフサイトと呼ぶことが多い。

例えば、データバックアップシステムの主要な設置拠点から離れた施設に伝送してうことを「オフサイトバックアップ」という。同じ施設内の別の装置に複製するオンサイトバックアップに比べコストや時間はかかるが、自然災害や火災など拠点の設備全体が損傷する場合に備えることができる。

IT以外の分野では、原子力発電所の緊急時に遠隔から対応する拠点施設である「オフサイトセンター」や、職場とは別の場所で会議や会合を開催する「オフサイトミーティング」などの用例がある。

(2020.9.1更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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