変更管理 【change management】
概要
変更管理(change management)とは、情報システムの運用などでシステムの構成要素に変更を加える際、その過程を事前に定めた手順に従って体系立てて管理すること。ITILなどIT運用管理の標準規格の多くにも、サービス運用における重要なプロセスとして変更管理が登場する。変更の計画作成、影響の評価や予測、承認、適用、結果の評価と記録といった一連のプロセスで構成される。変更が野放図に行われることでサービスの提供に支障が生じたり、無計画なサービスの中断が起きることを防ぎ、停止時間(ダウンタイム)の最小化、サービス品質の安定、変更に伴うリスクの管理を可能とする。
変更管理の対象は分野や業務により様々だが、ITシステムの場合にはオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションソフトの新規導入やアップデート、機器や配線などの増設や交換、撤去、移動、組織体制の変更や担当者の異動、担当業務の変更、業務運用の見直しなどがある。ソフトウェアやシステムの導入については「リリース管理」「デプロイ管理」などとして別に管理することもある。
(2021.9.18更新)
関連用語
他の辞典による解説 (外部サイト)
- ウィキペディア 「変更管理」
- 情報処理学会 ISディジタル辞典 「変更管理」
- 日経 xTECH ITレポート(キーワード3分間講座) 「チェンジ・マネジメント」
- ITmedia エンタープライズ 情報システム用語事典 「変更管理」
- 日鉄日立システムエンジニアリング SAP用語集 「Change Management」
- 日本の人事部 人事辞典 「チェンジマネジメント」
- LMIS ITIL・サービスマネジメント用語集 「変更管理」
- ITパスポート用語辞典 「変更管理」
- スマートワーク総研 1分でわかるIT用語集 「チェンジマネジメント」
- WhatIs.com (英語) 「change management」