MTBSI 【Mean Time Between System Incidents】 平均システムインシデント間隔 / Mean Time Between Service Incidents / 平均サービスインシデント間隔

概要

MTBSI(Mean Time Between System Incidents)とは、ITサービスの提供において、インシデント(サービス中断)が起きる平均間隔。このが大きいほど中断が少なく高品質のサービスを提供できていることを表す。

企業などの組織内でコンピュータシステムを利用したITサービスを提供しているとき、何らかのトラブルでサービス提供が中断する「インシデント」(incodent)が発生する平均の時間間隔を表す。機器やシステムなどに故障などの障害が発生する平均間隔のことを「MTBF」(Mean Time Between Failure)というが、MTBSIはITサービス提供における同種の概念である。

ある一定のサービス提供期間を、その最中に発生したインシデントの回数で割ったで、インシデントが発生してから次のインシデントが発生するまでの平均時間を意味する。MTBSIは1週間なら平均して週に1回、1ヶ月なら平均して月に1回のインシデントが生じている計算になる。

一方、インシデントが発生してから復旧や対策などを実施してサービスの提供が再開するまでの平均時間のことは「MTRS」(Mean Time to Restore Service:平均サービス回復時間)という。こちらはシステム障害などにおける「MTTR」(Mean Time To Repair)と同種の概念である。

(2024.6.6更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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