読み方 : ユーイーエム

UEM【Unified Endpoint Management】統合エンドポイント管理

概要

UEMとは、企業などが業務に使用するパソコンやスマートフォンタブレット端末といった機器を、種類や設置環境を問わず専用のシステムで統合的に管理すること。また、そのためのソフトウェアやサービス。
UEMのイメージ画像

組織のIT部門管理コンソールから各端末の状態を遠隔で把握し、一元的に監視・制御する。管理対象はオフィスのデスクトップパソコンから、リモートワークで使うノートパソコン、従業員のスマートフォンタブレット端末まで、業務に用いるあらゆる種類の端末(エンドポイント)が含まれる。

主な機能として、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションの更新状況の管理、セキュリティポリシーの適用、端末内データ暗号化、業務データ個人データの分離などがある。端末の紛失や盗難が発生した際には、遠隔から封鎖(リモートロック)したり保存データを消去(リモートワイプ)して情報漏洩を防ぐことができる。

会社が支給した端末だけでなく、個人所有の端末を業務に使うBYODBring Your Own Device)端末やリモートワーク環境にも対応する。私物端末に業務用の管理プロファイルを導入することで、個人領域に干渉せずに業務領域のみを保護・管理でき、セキュリティ基準を満たさない端末を業務システムへ接続させない制御も可能である。

UEMは、モバイル端末の管理に特化した「EMM」(Enterprise Mobility Management)を発展させたもので、従来は機器の種類ごとに異なるシステムで管理していたものを単一の基盤に統合した。近年ではクラウドサービスとして提供される製品が増え、「Microsoft Intune」や「VMware Workspace ONE」「IBM MaaS360」などのサービスがよく知られる。ネットワーク内部の端末も信用しない「ゼロトラスト」の考え方を取り入れ、利用者や端末の状態に応じて業務システムへのアクセス可否を動的に判断する仕組みを備えるものも多い。

(2026.7.9更新)

他の辞典等による「UEM」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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