UEM 【Unified Endpoint Management】 統合エンドポイント管理

概要

UEM(Unified Endpoint Management)とは、企業などで業務に使用するパソコンスマートフォンなどの端末が安全に利用できるよう、専用の管理システムで統合的・効率的に管理すること。また、そのためのソフトウェア情報システム

携帯端末を監視・管理する「EMM」(Enterprise Mobility Management)を発展させたもので、携帯端末に限らず、オフィスに設置されたパソコンリモートワークで使用する端末など、機器の種類や設置環境などによらず従業員が使用するあらゆる端末エンドポイント)を統一的に管理する。

端末の状態を組織内のシステム部門が一括して管理することができ、セキュリティ設定やソフトウェアの更新状況の管理、紛失・盗難時のデータ消去やロックアプリケーションへの安全なアクセス暗号化などによるデータの保護や業務アプリケーション外からの隔離などを実現する。

会社側から支給した端末の管理だけでなく、私用のスマートフォンなどを業務に持ち込んで利用する「BYOD」(Bring Your Own Device)、自宅の私物パソコンで遠隔から業務をリモートワークテレワーク)などを安全かつ手軽に実現することができる。

(2023.9.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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