grep 【global regular expression print】

概要

grep(global regular expression print)とは、多くのUNIX系OSに標準で搭載されているコマンドの一つで、テキストファイル正規表現検索するもの。

正規表現regular expression)は文字列の指定に複雑な条件の記述ができる記法で、記号に特殊な意味を持たせて任意の文字や文字列の繰り返し、行頭や行末などを表現することができる。例えば、「.」は任意の一文字を表す正規表現で、「.ut」と指定すれば「cut」「put」「but」などが該当するとみなされる。

grepは引数として指定されたファイルを読み込んで、引数として指定された正規表現に一致する箇所を探し出す。一致したパターンを列挙して表示したり、一致した回数をカウントして表示させることができる。

保存されたテキストファイルを処理するだけでなく、入力元に標準入力を指定して他のコマンド出力を流し込むことにより、コマンド出力から特定のパターンのみを取り出したり、パターンの出現回数を調べるのにも使える。

(2019.10.5更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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