システム障害 【system failure】
概要
システム障害(system failure)とは、情報システムを構成する機材やソフトウェア、通信回線などに問題が発生し、正常な稼働状態を維持できなくなること。また、その原因となった問題や不具合のこと。操作ミスや機器の故障・破損、想定を超える過負荷や利用の急増、ソフトウェアの誤り(バグ)、インターネットなどを通じた外部からの攻撃、システム内に潜入したコンピュータウイルスなどのマルウェアの活動など、様々な原因によって発生する。
システム障害が発生すると一部の機能が喪失したり、保存されたデータが破壊あるいは消失したり、処理能力が極端に低下したり、外部からの通信を受け付けなくなったり、利用者や管理者の操作を受け付けなくなったり、システムが完全に停止したりする。
障害発生時には代替手段への切り替えや関係者への周知、原因究明や復旧を並行して速やかに進める必要がある。平時から代替機材の準備や非常時の対応マニュアルや行動計画の策定、模擬的な環境による訓練などを行っておく必要がある。
(2020.4.24更新)