リモート保守 【遠隔保守】 リモートメンテナンス / remote maintenance / リモメン

概要

リモート保守(遠隔保守)とは、機器やシステムなどの保守作業を遠隔から通信ネットワークを通じて実施すること。ITシステムにおける装置の点検やソフトウェアの更新など、物理的に手を触れずにできる作業でわれる。

サービス拠点に滞在する保守要員がインターネット専用回線を通じて顧客が運用する機器やシステムアクセスし、ソフトウェアを操作して装置の状態を診断したり、ソフトウェアアップデート作業などをう。顧客の求めに応じてトラブルに対応したり、質問や相談に応じることもある。

スタッフが顧客の施設を訪れなくても遠隔から作業できるため、訪問型のオンサイト保守よりもコスト的に有利なことが多い。顧客からの連絡や監視システムからの通報を受けてすぐに保守作業を開始できるため、スピーディーな対応が可能となる。

サーバなど常時運用するシステムが対象の場合は、遠隔からシステムの常時監視や日常的な運用業務をリモート監視、リモート運用などと組み合わせ、総合的な遠隔サポートサービスの一貫として契約することもある。

(2022.1.12更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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