バス【bus】
概要

単にバスといった場合はCPUなどのICチップ内部やチップ間、電子基板上のデータ伝送回路を指すことが多い。コンピュータ本体と周辺機器の接続や、コンピュータ間の接続についても、一つの伝送経路を複数の機器で共有する方式をバス型接続、バス型ネットワークということがある。
一般的な構成のコンピュータでは、CPUの内部で回路間を接続するバスを「内部バス」(internal bus)、CPUと別の装置(メインメモリなど)を接続するバスを「外部バス」(external bus)、コンピュータ本体(のマザーボード)と拡張カードや周辺機器などを接続するためのバスを「拡張バス」(extension bus)という。
一つのバスは、データ本体を伝送するための「データバス」(data bus)、データの所在を示すアドレス信号を伝送する「アドレスバス」(address bus)、タイミングなどの制御信号を伝送する「制御バス」あるいは「コントロールバス」」(control bus)を組み合わせて構成することが多い。
以前は複数の信号線を同期して複数ビットを同時に伝送する「パラレルバス」(parallel bus)方式が主流だったが、多数の信号線を同期するよりも一本の信号線を高周波で駆動する方が高速に伝送できるようになったため、現在では「シリアルバス」(serial bus)方式が一般的となっている。
(2024.1.21更新)
		
	「バス」の関連用語
他の用語辞典による「バス」の解説 (外部サイト)
- imidas 時事用語事典「バス」 
- Insider's Computer Dictionary「バス」 
- TechTerms.com (英語)「Bus」 
- PC.net Computer Glossary (英語)「Bus」 
- Techopedia (英語)「Bus」 
- PC Magazine (英語)「bus」 
資格試験などの「バス」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平26春 問62】 コンピュータ内部において、CPUとメモリの間やCPUと入出力装置の間などで、データを受け渡す役割をするものはどれか。