インターコネクト【interconnect】

概要

インターコネクトとは、相互接続(する)という意味の英単語。電子機器や電子回路の分野で、半導体チップや電子回路間を接続し、信号やデータを相互に送受信できるようにする伝送路のことをインターコネクトという。
インターコネクトのイメージ画像

電子基板上で、ICチップ間の接続を行う信号線や、その通信規格などのことをインターコネクトと呼ぶことがある。一つの伝送路に複数の装置を接続し、帯域を共有する方式のことを「バス」(bus)と呼び、最も一般的なインターコネクトとして普及している。用途によっては装置間を一対一で接続するポイントツーポイント型のインターコネクトも用いられる。

また、大規模サーバストレージエリアネットワークSAN)など、機器内部の装置ではなく複数の機器を連結して一つのシステムを構成するような場合にも、機器間を相互に接続する通信ネットワークや、ケーブルを相互に接続する集線装置(スイッチ)のことをインターコネクトということがある。

クラウドサービスでは、契約者の拠点とクラウドサービス間、あるいは各社のクラウドサービス間をインターネットから隔てられた専用の閉域網で相互接続する通信サービスのことをインターコネクトと呼ぶことがある。インターネットを経由せずにクラウドサービスを利用する方式を「仮想プライベートクラウド」(VPCVirtual Private Cloud)という。

(2025.10.7更新)

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