KVMケーブル 【KVM cable】

概要

KVMケーブル(KVM cable)とは、コンピュータ本体とKVMスイッチ(CPU切替器)の間を結ぶ、複数の端子やケーブルを一体化した特殊なケーブル。

KVMスイッチは複数のコンピュータ入出力を受け付け、一組のキーボードKeyboard)、ディスプレイ(Video)、マウスMouse)のセットで切り替えて使用できるようにする中継機器で、多数のコンピュータを管理者が一人で操作するサーバルームなどで利用される。

KVMスイッチの入出力装置側はキーボードディスプレイを接続するための一般的なコンピュータの入出力端子が一組並んでいるが、コンピュータ側は接続可能な台数の分だけ独自仕様の統合端子が並んでいる設計の製品が多い。

この統合型の端子とコンピュータを結ぶケーブルがKVMケーブルで、スイッチ側は単一の統合端子、コンピュータ側はドングルなどの分岐器を介して枝分かれし、PS/2端子USB端子、VGA端子DVI端子などコンピュータ筐体の入出力ポートに差し込むコネクタがついている。

(2020.11.10更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる