電源 【power supply】 パワーサプライ

概要

電源(power supply)とは、電力の供給源。また、電力の供給を担う様々な装置や器具などの総称。

根源的な電力の供給元としては発電所や発電機、電池(バッテリー)が電源となる。建物・部屋レベルでは電力会社の電灯線や配線、コンセントなどを電源ということがある。機器・装置レベルでは、コンセントに差す電源プラグや、電力供給のオン・オフを切り替える電源スイッチ、外部から得た電力を調整して機器内部の回路や装置に供給する電源回路のことを電源という。

コンピュータの電源といった場合には、電源回路を含む「電源ユニット」(power unit/power supply unit)を指すことが多い。電源ユニットはコンセントなどから電源ケーブルで給電された交流電流を直流に変換し、コンピュータ内部の各装置や基板、回路に適切な電圧で電力を供給する。

直流/交流

電気の流れ方・送電方式は大きく分けて二つあり、常に同じ方向に一定の電圧で電気が流れるものを「直流」(DC:Direct Current)、電圧や電流の方向が周期的に変化するものを「交流」(AC:Alternating Current)という。

乾電池や充電池(バッテリー)は直流電源であり、発電所に由来する電気は交流となっている。電気製品の多くは内部的には直流の電気で作動するため、建物のコンセントから流れてくる交流電流を直流に変換する必要がある。

この変換を行う装置のことを「ACアダプタ」(AC adapter)と呼び、大型の機器の場合は内蔵されていることが多いが、携帯機器などでは電源ケーブルにアダプタを装着して(あるいはケーブル一体型のアダプタを用いて)変換を行う。

(2019.5.17更新)

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