読み方 : クロックすう
クロック数 【number of clock】

コンピュータ内部では、基板上のCPUなどのICチップや信号の伝送路、チップ内の半導体素子などの間で信号の送受信や処理のタイミングを合わせるため、「クロック信号」(clock signal)という一定の周期の信号に合わせて一斉に動作するようにできている。
この信号が毎秒何回のペースで発振するかを「クロック周波数」(clock frequency)と呼び、これを指してクロック数と呼ぶことが多い。例えば、周波数が1GHz(ギガヘルツ:10億ヘルツ)であれば、1秒あたり10億回のクロック信号が発振されている。
一方、CPU内部の動作などを考える場合には、処理がクロック周期何回分で行われるかを指してクロック数と呼ぶことがある。例えば、1GHz動作のCPUは1回のクロック周期が1ナノ秒(10億分の1秒)であり、「この処理には4クロックかかる」という場合は4ナノ秒で処理できるという意味になる。同じ4クロックでも、500MHz動作なら所要時間は8ナノ秒、2GHz動作なら2ナノ秒となる。
(2022.6.1更新)
「クロック数」の関連用語
資格試験などの「クロック数」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【令6修7 問8】 動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。
【令3修7 問11】 動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。
【令2修1 問11】 動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。
【平30秋 問9】 動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。
【平29春 問8】 動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。
【平26修12 問9】 動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。
【平24修1 問9】 動作クロック周波数が700MHzのCPUで,命令実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合,このCPUの性能は約何MIPSか。