内部割り込み 【internal interrupt】 ソフトウェア割り込み / software interrupt
概要
内部割り込み(internal interrupt)とは、実行中の処理を中断して強制的に指定された処理を実行させる割り込み処理の一つで、実行中のプログラム自身に起因するもの。ハードウェアが引き起こすものと対比してソフトウェア割り込みとも呼ばれる。実行中のプログラムがゼロ除算を行ったり、書き込みが禁止されたメモリ領域へ書き込もうとするなど、何らかのエラーや例外(exception)が起きると、これを処理するために割り込みが発生する。
また、OSの機能を呼び出す際にCPUの実行モードを切り替えるなどの目的で、プログラム自身が割り込み命令を実行してあえて発生させる場合もあり、「SVC割り込み」(スーパーバイザコール割り込み)などと呼ばれることもある。
これに対し、実行中のプログラム以外の外部の要因(ほとんどはハードウェアによる処理要求)によって発生する割り込みを「外部割り込み」(external interrupt)あるいは「ハードウェア割り込み」(hardware interrupt)という。
(2018.11.13更新)