読み方 : めいれいキャッシュ

命令キャッシュ【instruction cache】インストラクションキャッシュ

概要

命令キャッシュとは、CPU内部に設けられた高速な記憶装置であるキャッシュメモリの一種で、実行プログラムを一時的に保管する領域。
命令キャッシュのイメージ画像

CPUは高速にアクセスできるキャッシュメモリに使用頻度の高いデータを蓄積しておくことで低速なメインメモリへのアクセスを極力減らすよう設計されている。このうち、プログラム(プロセッサへの命令群)を保存しておくために用意されているものを命令キャッシュという。

プログラムが処理するデータを保存しておくデータキャッシュと異なり、原則としてメインメモリからは読み込みのみが行われる。処理によって記録内容が更新されてメインメモリへそれを反映させるといった動作(メモリへの書き出し)が必要ないため、構造を単純化することができる。

命令キャッシュは命令とデータを分けて保存するハーバードアーキテクチャで用いられる。命令とデータと区別せず同じメモリ装置にまとめて保存するノイマン型アーキテクチャでは、キャッシュメモリも命令用とデータ用の区別がない統合型キャッシュを用いる。

(2025.8.2更新)

資格試験などの「命令キャッシュ」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平22春 問11】 命令キャッシュを効果的に使用できるプログラムの作成方法はどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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