6コアCPU【6-core CPU】ヘキサコアCPU/hexa-core CPU
6コアCPUとは?

複数のコアを持つCPUを「マルチコアプロセッサ」と総称する。各コアは独立して異なる処理を実行できるため、複数のアプリケーションを同時に動かすマルチタスク環境での動作が軽くなるほか、動画編集や3Dレンダリング、ソフトウェア開発といった負荷の高い処理も効率よくこなせる。
ただし、コア数の多さがそのまま性能向上に直結するとは限らない。キャッシュメモリや外部インターフェースなどコア以外の回路はチップ全体あるいは複数のコアで共有されるため、シングルコアCPUが6つ存在する場合とまったく同じ動作をするわけではない。また、並列化できないプログラムはコアが増えても速くならず、動作周波数やキャッシュ容量、アーキテクチャの世代なども実性能に大きく影響する。
6コアCPUの性能を活かすには、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションがマルチスレッド処理に対応している必要がある。対応しているソフトウェアでは、処理を複数のスレッドに分割して各コアへ割り当てることで、全体の処理時間の短縮や応答性の向上が図れる。また、同時マルチスレッディング(Intel社のHyper-Threadingなど)に対応した製品では、1基のコアが2系統のスレッドを並行処理できるため、コア数が6でも同時に実行状態にできるスレッド数は12として認識される場合がある。
近年では、高性能コアと高効率コアを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用するCPUも普及している。総数が6コアであれば6コアCPUと呼ばれるが、各コアの性能が均一とは限らない。かつてデスクトップ向けCPUの主流は2コアまたは4コアであったが、ソフトウェアの高度化や並列処理技術の発展に伴い、6コアは中級から上位クラスの構成として一般向けパソコンにも広く採用されるようになった。