6コアCPU 【6-core CPU】 ヘキサコアCPU / hexa-core CPU

概要

6コアCPU(6-core CPU)とは、マルチコアプロセッサの種類の一つで、6つのプロセッサコアを単一のICチップに集積したマイクロプロセッサ(MPU/CPU)製品のこと。

プロセッサコアコンピュータプログラムを解釈して制御や演算をうひとまとまりの独立した回路群で、6コアCPUはこれを6つ内蔵する。あたかも6つのCPUが内蔵されているかのように振る舞い、多くのプログラムを並列に実行できる。

キャッシュメモリや外部インターフェースなど、コア以外の回路群はチップ全体あるいはいくつかのコアごとに共有されるため、単純にシングルコアプロセッサが6つあるのと同じ働きをするわけではない。また、並列化できないプログラムコアの数が多くても高速にはならない。

空いている回路をやりくりして同時に2つの命令の流れ(スレッド)を実行状態に置く「同時マルチスレッディング」(Intel社ハイパースレッディングなど)に対応している製品は、一つのコアが2つのスレッドを並行して処理することができる。この場合、コア数は6、スレッド数は12となる。

(2022.5.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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