PCMCIA 【Personal Computer Memory Card International Association】

概要

PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)とは、携帯型コンピュータ向けのICカードメモリーカードの規格を策定するために設立された業界団体。同団体により策定されたカード仕様のことを指すこともある。

1989年に当時の米ポケットコンピュータ(Poqet Computer)社を中心に設立され、米インテルIntel)社、米IBM社、米マイクロソフトMicrosoft)社などアメリカの大手コンピュータ関連企業のほか、日本からは富士通や三菱電機が参加していた。

日本では当時のJEIDA日本電子工業振興協会、現在のJEITA)が同様の規格を策定する動きがあり、両者は協議の上、1993年に共通規格「PCカード」(PC Card Standard)を策定した。PCカードは主にノートパソコン拡張カードの標準規格として広く普及した。

最盛期のPCMCIAには数百社が加盟し、JEIDAと共にPCカードバス幅32ビット拡張したCardBus規格を策定したほか、後継となるExpressCard規格の策定に携わったが、歴史的な役割を終え2009年に解散した。その活動と資産はUSB規格を策定する業界団体のUSB-IF(USB Implementer's Forum)に引き継がれている。

(2023.1.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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