Cisco APIC 【Cisco Application Policy Infrastructure Controller】

概要

Cisco APIC(Cisco Application Policy Infrastructure Controller)とは、米シスコシステムズ(Cisco Systems)社のSDN製品の一つで、Cisco ACIに基づいて構成されたネットワーク機器を管理するためのSDNコントローラ

SDNSoftware-Defined Networking)はネットワークを構成する通信機器の設定や挙動をソフトウェアによって集中的に制御し、ネットワークの構造や構成、設定などを柔軟に、動的に変更することを可能とする技術で、Cisco社では独自のCisco ACICisco Application Centric Infrastructure)を推進している。

ACIではCisco Nexus 9000シリーズのネットワークスイッチフルメッシュ接続したスパイン/リーフ型ネットワークACIファブリック)が用いられ、VXLAN仮想化される。管理者が外部ネットワークとの接続やセキュリティ設定などをポリシーとして定義すると、Cisco APICが管理下のスイッチなどを遠隔から操作・設定してポリシーを適用する。

APICは専用のネットワーク機器アプライアンス)として実装されており、最低3台を連結したクラスタ構成として用いることになっている。いずれかが停止しても残りの機器で運用を継続でき、仮にAPICクラスタ自体が停止してもスイッチ群は現行の設定のまま稼働を継続できる。

(2023.10.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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